◇ 令和6年産農産物銘柄設定申請、うるち13増5減、醸造用5増

 令和6年産農産物検査対象銘柄の設定申請が出揃った。現在、各県ごと意見聴取会が開かれており(最終は秋田の12月25日)、それらの結果を農林水産省本省にあげるものの、意見聴取会を通過すれば事実上の決定となる。
 申請は、水稲うるち籾・玄米が、新規設定(増)11道県13品種、廃止(減)3県5品種、名称変更1県1品種、区分変更(必須銘柄←選択銘柄)1県1品種。水稲もち籾・玄米の申請は皆無で、醸造用玄米が新規設定2県4品種、廃止・変更ゼロ。いずれも「選択銘柄」としての申請。ただし、青森は「はれわたり」を「選択銘柄」から「必須銘柄」への〝格上げ〟を申請。また秋田は「あきたこまちR」をいきなり必須銘柄で申請すると同時に、品種群の設定も申請している。

 水稲うるちでは、例年より申請数が少ない印象。ただし今年に懲りたか、高温耐性品種と目されている「にじのきらめき」の増加申請が5県からあがっているのが特徴と言えるか。