農林水産省が10月13日に発表した令和5年産水稲9月25日現在作柄の続報。地方農政局ごとに公表している作柄表示地帯別の作柄を集計した。ただし主食用米ではなく、あくまで水稲の作付面積(青刈り面積を含む)と1.7㎜ベースの10aあたり予想収量のみ。単純乗除算で推定収穫量も弾きだしてある。これによると、確かに令和5年産の作柄は、今夏の高温が東日本の太平洋側に良い影響をもたらし、日本海側に悪影響をもたらした――と言えるのだが、作柄表示地帯別にみると、意外なほど例外が散見できることが分かる。なお近畿農政局と九州農政局管内の作柄表示地帯別作付面積は非公表のため、9月15日現在の主食用米作付面積を割り当ててある(地域水田農業協議会別を作柄表示地帯別に再編)。