◇【全米販総務部発・調査報告】令和4年(2022)組合員の社会貢献活動

〈令和4年(2022)の活動状況〉
 前年は新型コロナウイルス感染症の影響で、「食育・教育活動」となる工場見学会や、「地域活動」・「産業振興」などのイベント関連の開催が制限されておりましたが、令和4年は、これらの活動が徐々に再開し、組合員の活動件数は前年を上回りました。
 また、令和4年も「コロナ禍の支援」として、生活困窮者・単身学生・ひとり親世帯などに対する支援が継続して行われ、自治体やNPO法人・支援団体などと連携して、その活動に参加協力し、「お米等」を寄贈する組合員や、継続的に「子ども食堂」や「フードバンク」などへ「お米等」を寄贈する組合員も増えています。
 令和4年は、局地的な豪雨災害や、震度6強を観測する地震がありましたが、広域的な大規模災害には至らず、緊急災害対応食料の供給要請はされませんでしたが、令和4年12月の全米販業務部調べでは、「緊急災害対応食料」の供給元として42組合員(53拠点)が、緊急時に精米や無洗米を供給ができると回答している他、自治体との災害支援協定を個々に結んでいる組合員もあり、災害発生時に地域社会に協力する体制を整えています。

令和4年(2022)活動件数 277件(複数回答)

〈組合員の社会貢献活動の継続〉
 組合員の社会貢献活動の実施状況調査は、平成26年から開始し、今回で9回目を迎えました。
 令和4年12月時点で、143組合員のうち131組合員(賛助会員1社含む)が、調査開始から9年の間に何らかの社会貢献活動を行なっています(全体の91.6%)。
 この間に発生した、「熊本地震」(平成28年)、「平成30年7月豪雨」の被害に対して、全米販組織として「義援金」を募ったこともあり、特に平成28年以降何らかの活動をしている組合員は、108組合員と全体の75.5%になっており、社会貢献に対する意識も高まりを見せています。

 以下、組合員の社会貢献活動の具体例を、ブロックごとに連載していく。