◇ 初の精米JAS認証、7工場が誕生

 (一社)日本精米検査認証協会(東京都中央区、飯野輝明会長)はこのほど、精米JAS認証7工場を公表した(6月6日付)。令和4年(2022)1月の精米JAS施行以来、初の認証にあたる。今後、それぞれの認証事業者が格付を行い、品質基準を満たす製品には、JASマークを付けることができる。認証工場は以下の通り。

△ ㈱ライケット 精米工場
△ 全農パールライス㈱ 埼玉精米工場
△ ㈱むらせ 首都圏工場
△ 食協㈱ 志和精米工場
△ 大分県米穀卸㈱ 本社工場
△ 熊本パールライス㈱ JA熊本経済連パールライス工場
△ 沖縄食糧㈱ 精米工場

 飯野会長は、「JASマークが付いた製品は一定の品質が担保されることから、今後、消費者が購入する際の基本的な選択基準になる。産地品種による選択に加え、ブレンド米も購入の選択肢に入ってくることが想定される。精米事業者にとって、精米JASの活用は、新たな商品政策にもつながり、国内だけでなく、海外との取引にも役割を果たすことになる」とコメントした。
 また、6月7日には、(独)農林水産消費安全技術センターが「精米JAS紹介動画」を公開。「国家規格に基づく高い品質の証である精米JASマークも一つの目安として精米を購入してみてはいかがでしょうか」と呼びかけている。