政府は11月3日付で令和5年(2023)秋の褒章受章者を発令した。受章者数は、農林水産省所管分で黄綬褒章25名、藍綬褒章5名、厚生労働省保管分で緑綬褒章18名、黄綬褒章80名、藍綬褒章60名、経済産業省所管分で黄綬褒章6名、藍綬褒章15名、文部科学省所管分で紫綬褒章11名、藍綬褒章6名、黄綬褒章6名、緑綬褒章3団体だった。当組合関連の受章者は以下の通り(敬称略)。
【紫綬褒章】
△榊原均(さかきばら・ひとし)名古屋大学教授(植物分子生理学)、神奈川県横浜市、57歳。「植物分子及び生理科学の分野において、植物生長ホルモンであるサイトカイニンの生合成において最重要な3遺伝子を世界に先駆けて単離・同定し、生合成経路を解明した。また、作物の遺伝育種学の分野において、サイトカイニン作用調節がイネの収量を決定することを突き止めるなどの優れた業績を挙げ、斯学の発展に多大な貢献をした」。