◇ 日本公庫令和6年3月期決算は増収赤字縮小、中小企業事業は増収黒字転換

 日本公庫(日本政策金融公庫、東京都千代田区、田中一穂総裁)は6月6日、令和6年(2024)3月期決算を公表した。それによると、経常収益7,493億円(前年同期比+79.7%)、経常損失822億円(前年同期は2,687億円の経常損失)の増収赤字縮小で、当期純損失も823億円(前年同期は2,687億円の純損失)を計上している。事業(業務勘定)別にみると、国民生活事業は増収赤字拡大、中小企業事業は増収黒字転換と明暗が分かれた。