◇ 令和5年産5月上期CR価格、関東コシ+1,453円の25,958円で首位

 ㈱クリスタルライス(東京都中央区、山村淳社長)は6月5日、令和5年産米の5月下期(16~末日)主要4銘柄の取引価格(関東着値、1等、包装代込み、税抜き)を公表した。それによると全銘柄の高騰が止まらず、ついに24,000~25,000円台に突入した。
 秋田あきたこまちVS新潟一般コシヒカリの頂上決戦に、関東コシヒカリが参戦。新潟一般コシの不戦敗、秋田こまちが前期比+461円の25,215円と上げが鈍ったところへ、関東コシが+1,453円の25,958円と割り込み、アッサリ首位の座を獲得してしまった。
 関東銘柄米は+1,447円の25,103円と、関東コシ、秋田こまちの直下ポジションを獲得。さらに関東あきたこまちが4月下期比+4,530円の24,243円と続く。ちなみに前年同期比は、関東コシで+12,627円、関東銘柄米で+12,507円。ほぼ倍増となっている。
 ただ、農林水産省が令和6年産の作付意向(11県が『前年より増加傾向』)を公表したのがギリギリ5月30日のこと。この冷却効果が分かるのは、6月上期になるものとみられる。