◇ 諸長埼玉工場竣工記念祝賀会に200名が参集

 ㈱諸長(新潟県魚沼市、諸橋勤社長)の埼玉工場と定温倉庫、関連会社である㈱MCロジスティクス(新潟県魚沼市、諸橋貴生社長)の埼玉物流センターがこのほど完成(後報)、4月23日、現地に関係者およそ200名を集め、竣工記念祝賀会を開催した。

 祝賀会の冒頭、㈱諸長の諸橋勤社長は、要旨以下の通り挨拶した。

 ○ 当社は雪深い魚沼で事業展開してきた会社。埼玉の寄居町に工場を竣工できたのは、「雪の影響がないところで仕事がしたい」との全社員の悲願に基づくもの。
 ○ 子どもの頃、実は米屋が嫌いだった。クラブ活動でヘトヘトになって帰ってきたところで、父親に命じられ、集荷を手伝わされたため。あるとき父親に「なぜ昼間ではなく夜に仕事をするのか」訊ねたところ、こんな答が返ってきた。「ヤミ米は夜やるからヤミ米なんだ」。当時は意味が分からなかった。
 ○ 今では米に感謝している。米屋で良かったと思っている。社員には「米は一つのインフラである」と持論を語っている。「日本人の主食を扱っている誇りを持て」と。
 ○ 最後に、本日ご参加いただいた全農、全農県本部、農協の方々にお願いしたい。当社は米屋であるからには、米がなければ戦えない。1俵でも多く諸長に売っていただきたい。責任を持って売っていきたい。

鏡開きの後、乾杯の音頭をとる全米販・木村良理事長