全米販業務部「令和５年産米の検査証明の内容等に関するアンケート」集計結果の続報。最後は未検査米の３点セット表示をめぐって。現在、表示「している」回答が前年の「３」から「０」になった。今後、「未検査米の使用量を増やしたい」回答は「６」あったものの、このうち「未検査米の表示をするつもりはない」は「５」となった。
「未検査米に３点セット表示をしているか」の設問に対し、「未検査米を使用しているが３点セット表示をしていない」が最多。理由は以下の通り。
△単一商品として使用していない
△根拠書類があっても未検査米の信憑性に欠ける為
△基本的に未検査米は使用していない。農家より直接買い取る米も検査することが前提。どうしても検査できない米は業務用米で使用
△未検査米の入荷量が限定的なため
△業務用なので、顧客との３点セット非表示については合意事項である
△銘柄を表示しないでブレンド米に使用している為
△検査米と販売や使用用途が異なるから
△未検査米は、業務用仕様で国内産うるちとして使用
今後、「未検査米の使用量を増やしたい」回答は「６」あったものの、「３点セット表示するか」訊くと、「３点セット表示していきたい」回答はわずか「１」。理由は、「業務用に使用している為、表示にこだわらない」。逆に「未検査米を表示するつもりはない」回答は「５」。理由は、「必要性が無いため」、「生産数量が減少する中、業務用の原料として必要である」と、どっちつかずの声があがっている。
調査は、昨年11月29日～12月11日に実施したもの。回答数は67組合員（前年49組合員）で、うち検査員有資格者は26（前年15）。延べ有資格者数は198人（前年121人）。
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