◇ 6/30に赤坂氷川神社「夏越の祓」4年ぶり一般参拝&夏越ごはん無料提供

 米穀機構(《公社》米穀安定供給確保支援機構、福田晋理事長)は6月20日、東京の赤坂氷川神社で執り行う神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」で、4年ぶりに一般参拝できると発表した。神事は6月30日午後5時から。その後、先着200名にミニサイズの「夏越(なごし)ごはん」を無料配布する。神事は令和2年(2020)以降、神職のみに限定し執り行っていた。

 毎年、神社では、「夏越ごはん」ポスターの掲示、参拝者への神饌として「夏越ごはん」リーフレットと雑穀米を配布してもらっており、今年は都内神社133社(昨年当初128社)の協力を得る。また百貨店の食品売場、スーパーマーケット、飲食店、全国各地の学校給食や社員食堂で、オリジナルレシピの「夏越ごはん」を提供する。

 「夏越ごはん」は、米穀機構が平成27年(2015)から提唱している行事食。毎年6月晦日(30日)、全国の神社で執り行われる神事「夏越の祓」にちなんだ。〝基本型〟は、雑穀ごはんの上に、「茅の輪(ちのわ)」をイメージした、緑や赤の旬の夏野菜を使った丸いかき揚げを乗せ、おろしだれ(生姜やレモン)をかけたもの。「12月31日は年越し蕎麦、6月30日は夏越ごはん」を定着させようと、毎年キャンペーンを実施しており、神事「夏越の祓」が執り行われる6月30日を「夏越ごはんの日」として記念日登録している。
 「夏越の祓」とは、1年のちょうど半分、折り返し点にあたり、それまでの半年の厄落としと、残り半年間の無病息災を祈るもの。ちょうど大晦日の「年越の祓」と対をなす神事でもある。厄落としの方法は「茅の輪くぐり」。茅萱(ちがや)という草で編んだ巨大な「茅の輪」のなかを、くぐり抜ける。以下の日本神話に基づいている。
 ――旅人、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を粟飯でもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)が、恩返しにと「茅の輪」を腰に付けるよう勧められる。すると疫病から逃れ、末代まで裕福に暮らせるようになった、という故事。

「夏越ごはん」提供店舗
(価格はいずれも税込)

《百貨店・商業施設》
 ◆ そごう西武 全国8店舗で各店オリジナルの夏越ごはん「ご当地夏越かき揚げ丼」を展開(6月24~30日、各食品売場)。
△西武池袋本店
〈ホワイトベアー〉地元洋食店が作る洋風夏越かき揚げフルーツカレー(972円)
△そごう横浜店
〈銀座天一〉ご当地夏越かき揚げ丼《湘南ちりめん・湘南玉ねぎ使用》(1,404円)
△そごう千葉店
〈銀座天一〉ご当地夏越かき揚げ天丼《千葉県産プレミアム夏ねぎ使用》(1,296円)
〈日本料理 和か葉〉千葉県産真鯛の夏越かき揚げ重(864円)
△そごう広島店
〈銀座天一〉ご当地夏越かき揚げ丼《安芸津ばれいしょ使用》(1,404円)
△そごう大宮店
〈とんかつ・揚物専門店 くら田〉ご当地夏越かき揚げ丼《埼玉県産長ねぎ使用》(1,080円)
△西武所沢S.C.
〈天吉〉ご当地夏越かき揚げ丼《所沢産とうもろこし・なす使用》(648円)
△西武秋田店
〈天ぷら 醍醐〉 ご当地夏越かき揚げ丼《秋田県産あきたこまち使用》(680円)
△西武福井店
〈食堂 YAGI〉 ご当地夏越かき揚げ丼《永平寺スイートコーン使用》(1,080円)

 ◆ ㈱まつおか、13の百貨店と商業施設、27店舗の各食品売場で展開。
△彩り夏かき揚げの夏越ごはん(864円)

 6月24~30日
△西武百貨店 (池袋本店・所沢 S.C.)
△そごう (横浜店・千葉店・大宮店)

 6月28~30日
△名古屋三越(栄店・星ヶ丘店)
△ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋店・フードメゾン岡崎店)
△高島屋(日本橋店・新宿店・横浜店・京都店)
△遠鉄百貨店
△近鉄百貨店(名古屋店(近鉄パッセ)・四日市店)
△ジェイアール京都伊勢丹
△大丸松坂屋百貨店(名古屋店・静岡店)
△東武百貨店(池袋本店・船橋店)
△阪神百貨店(梅田本店)
△阪急百貨店(阪急うめだ本店・神戸阪急・博多阪急)
△マルイ(北千住店)
△京成百貨店

 ◆ 阪急百貨店 大井食品館、和惣菜売場(6月28~30日)
△夏越天丼(648円)各日限定10食

《スーパーマーケット》
 ◆ ㈱マルエツ、首都圏225店舗(6月27~30日)
△夏越ごはん(429円)

 ◆ ㈱ダイエー、首都圏67店舗(6月26~30日、一部店舗30日のみ)
△夏越ごはん 夏野菜のかき揚げ丼(429.84円)

 ◆ ㈱ミツハシ、首都圏のスーパーマーケットなど約100店舗(6月24~30日)
△夏越ごはんおにぎり
△夏越ごはんいなり

《外食店》
 ◆ ㈱ミツハシ直営店 GOHANYA’GOHAN みなとみらい店《横浜》(6月30日)
△夏越ごはんと唐揚げ膳(1,200円)限定20食

 ◆ ㈱ラムラ、都内4店舗で「夏野菜の夏越ごはん」を展開(6月26~30日)
△麹藏(有楽町晴海通り店、秋葉原店)
△DO-ZO(赤坂BIZタワー点)
△京町屋(小伝馬町店)

《社員食堂》
 ◆ ㈱フジランド、都内4か所のレストラン(6月30日ランチのみ)
△フジテレビ店レストランDAIBA 夏越ごはん(650円)
△フジテレビ店ラ・ポルト ミニ夏越ごはん(360円)
△フジテレビ湾岸スタジオ キッチンAOMI 夏越ごはん煮魚付(800円)
△板橋区役所NAKAJUKU 夏越ごはん(770円)

 ◆ ㈱ニッコクトラスト、北信越地方6か所(6月30日)
△石川県1か所、富山県2か所の社員食堂 夏野菜キーマカレー(370~580円)
△JR新潟支社営業店 細切り肉のガパオ風夏越ごはん(500円)
△新潟県加茂市・社員食堂 夏越ごはんカレー(400円)
△新潟電子工業営業店 ガパオ風夏越ごはん(490円)

《ホテル》
 ◆ 京都堀川イン、宿泊者への朝食として無料提供(6月24~30日、午前6時半~9時)
△夏越ごはん(宿泊者以外は700円)

《塾弁》
 ◆ FCN㈱、東京都内学習塾など約70施設(6月30日)
△夏越ごはん(昼食・夕食を提供する施設)
△夏越おにぎり(おやつを提供する施設)

《温浴施設》
 ◆ ㈱リラフル、湯花楽厚木店で提供(6月26~30日)
△夏越御膳《夏越ごはん》(748円)