消費者庁所管の独立行政法人である国民生活センターはこのほど、「糖質を低減できるとうたった電気炊飯器の実際」と題する調査結果を公表した(3月15日付)。平成29年(2017)以降の6年間に、いわゆる「糖質カット炊飯器」に対する消費者からの相談が250件寄せられたことを受けたもので、ホームページなどに糖質の低減率の記載がある5メーカーの炊飯器を購入して調査した。その結果、アイリスオーヤマ㈱製を除く4メーカーの機種で、謳われているほどの糖質低減効果を確認できなかった。国民生活センターはこの結果を「景品表示法上問題となる恐れがある」として、事業者に対して改善を要望、消費者庁への指導も求めている。