◇ 新潟ケンベイが東京・大手町に「新潟にぎりめし べいべい」3月1日オープン

「雅」

 ㈱新潟ケンベイ(新潟県新潟市、山﨑正敏社長)は2月15日、直営中食兼外食店舗「新潟にぎりめし べいべい」を出店すると発表した。東京・千代田区の大手町フィナンシャルシティ(旧農協ビル・旧経団連ビル跡地)ノースタワー地下1階に3月1日オープンするもの。
 営業時間は午前11~午後3時。大手町のランチ需要にターゲットを絞って出店する。外食店舗(25席)としては、「食宝重箱 雅(みやび)」(税込1,200円、写真)、このメニュー一本で勝負。中食店舗としては、常時5~7種の弁当を用意する。いずれも、ごはん・おかずは週替わり、あるいは日替わりで変えていく構想で、使用する銘柄の一例は、南魚沼産コシヒカリ、新之助、佐渡産コシヒカリ〈朱鷺認証米〉など。ごはんは大盛り無料なほか、マイボトルを持参すれば自家焙煎したオリジナル玄米茶を無料で提供する。また「オープン記念特別プレゼント」として、3月1日~4月30日のオープニング期間中の店内飲食客全員に、魚沼産コシヒカリ真空キューブ精米(2合)を進呈する。

〈営業時間〉平日午前11~午後3時(土・日・祝日定休)
〈所在地〉大手町フィナンシャルシティノースタワー(東京都千代田区大手町1-9-5)地下1階
〈最寄り駅〉東京メトロ「大手町」駅(丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線)、都営三田線「大手町」駅
〈公式HP〉https://www.kenbei.co.jp/beibei

観戦記 「大手町ランチ難民の救世主」
 ㈱新潟ケンベイの「新潟にぎりめし べいべい」という屋号は、実はすでに存在する(商標登録済)。ビッグスワン新潟スタジアム内で、サッカー・アルビレックス新潟のホームゲームの際に出店する「おにぎり店」の名前だ。では今回、東京は大手町に誕生する直営店舗は2号店かというと、さにあらず。同じなのは屋号だけで、コンセプトも提供する商品も何もかも異なる。
 そもそも㈱新潟ケンベイが関東に直営店舗を出店しようという構想は数年前からあったのだが、コロナ禍で一時的に頓挫しかかったところに、ビッグスワン新潟スタジアムへの出店話が舞い込んだのだそうだ。だから順序としては逆ということになる。
 では今回、新生「新潟にぎりめし べいべい」がめざすものは何か。ズバリ「ごはんを、お米を、それも新潟米を、いかにおいしく食べてもらうか」。そのために、使用する銘柄米だけでなく、「ごはんにあうおかず」も研究し尽くし、週替わり・日替わりで提供する。
 実は出店先の東京・大手町は近年、再開発が喧しい地域ではあるのだが、根っからのオフィス街で、特に昼食となると需要と供給がまるで合致していない。つまり昼食時ともなれば、街に「ランチ難民」が溢れ出す場所でもある。「ごはんを、お米を、それも新潟米を、おいしく食べてもらう」場所としてはうってつけなのだ。営業時間もランチタイムだけに絞ったことからも、その意気込みが伝わってくる。
 さて㈱新潟ケンベイ「新潟にぎりめし べいべい」は、「大手町ランチ難民の救世主」となるか。乞うご期待。