検査試薬開発販売、受託検査サービスのビジョンバイオ㈱(福岡県久留米市、塚脇博夫社長)は、DNA品種判別キット「お米鑑定団 Ver.4」の検査可能品種例リストを改訂、12月4日から適用を開始した。
「お米鑑定団」は、米の品種の確認や他品種混入の有無を判別、また不明品種を特定する検査試薬キット(写真)で、「最小限の設備投資で、DNA検査の知識や経験がない人でも簡便に、本格的なDNA検査ができる」がコンセプト。試料は50gあれば、玄米、精米だけでなく、種籾、米飯、葉からも判別が可能だ。
その「検査可能品種例リスト」は、これまで平成24年度(2012)農林水産省消費・安全局モニタリング検査対象銘柄を中心とした150品種で構成されていた。今回の改訂では、令和5年(2023)産地表示適正化事業の対象品種のほか、作付上位品種、過去10年間に登録されたブランド品種などを中心として、160品種に再編した。
改訂後の「お米鑑定団 Ver.4」検査可能品種例リストは以下の通り。ビジョンバイオ㈱では、「リストにない品種についてもDNAパターンの情報提供が可能」としている。同社の鑑定可能品種数が国内最多(658品種)のため。